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虚貌〈下〉 読みました
2007 / 11 / 14 ( Wed )
「火の粉」で、話題を集める作者の2001年に発行された単行本の文庫化。

本作品は、21年前に起こった放火殺人事件に端を発した復讐劇である。作品を通じてのキーワードは「復讐」と「顔貌」。

21 年前に美濃加茂でおきた放火殺人事件。共犯者に騙され、主犯として懲役を務めた荒が出所したことをきっかけに、相次いで当時の共犯者が殺害される。21年前から荒は主犯ではないと疑っていた刑事滝中は、荒を重要参考人として追いかける。というのが上巻のストーリーである。下巻では、予想外の出来事が起こり、捜査は難航する。最初の殺人事件で目撃された荒、そして二件目の殺人事件で残された荒の指紋。真犯人は荒ではないのか?

文庫化に当たり、1年半ぶりに本作品を再読した。二度読んでも、本作品のトリッ!クはあまりにも力業すぎるという印象をうけた。実際、本当にこのようなことが可能なら、今後のミステリーにおいて、アリバイや証拠が成立しなくなってしまうのでは・・・・。誰にでもできるということではないのだろうが、どこまで信じていいのかと、余計なことを考えてしまった。

しかしながら、このことを除いても、十分に読む価値があるミステリーだと思う。本書を購入される方は、あっという間に上巻を読み終えるので、上下巻を同時に購入することをお勧めする。

本作品は、文春の2001年度のベスト10で24位にランキングされた。発売が9月でなければ、もっと高い評価が得られたのでは、と考えている。
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